m 子供の機械分解体験普及の会 y

私達は、子供の好奇心を育てることで地域・社会に貢献しようと思います。物作りにおいても好奇心と想像力は必要であり、それを育む環境を作ることも我々の務めだと思います。

そのために、身の回りにある電化製品や、その他、工夫とアイデアで出来た機械類を子供の早い時期から分解体験のできる場所を社会環境として普及させることで、好奇心旺盛な子供や創造力逞しい人材の育成に寄与したいと「子供の機械分解体験普及の会」を発足させ、2001年の南風原町「ふるさと博覧会」を皮切りに、機会あるごとに同趣旨の活動を行っております。

 
今までの実績
平成12年 南風原町「ふるさと博覧会」で毎年開催(100〜230名)
平成15年 特許庁・沖縄総合事務局主催「発明の日・子供フェア」
(150名)
同年8月 日曜発明教室主催「夏休み子供発明教室」(60名)
同年10月 沖縄県主催「沖縄の産業祭り」で毎年開催(240〜530名)
同年11月 南風原町立北丘小学校(130名)
同年12月 石川市主催「石川市産業祭り」(70名)

主な構成員と協力団体・法人
福島庚文(弁理士)、島袋宗一(大名鉄工)、宮城一男(オーシャンバード)、金城清和(便利屋)、与那嶺栄一(事務機販売)、奥平邦彦(自営業)、下地絹子(デザイナー)、津田定子(トンプリンの店)、前里俊秀(ナゴテント)、親泊英仁(興立産業)、瑞慶山学(エコクリーンおきなわ)、 南部支部自動車整備振興会、沖縄こどもの国、日曜発明教室


m子供の好奇心に火をつける機械分解体験 y

p産業まつりで開催

 子供は好奇心の塊である、だから子供はよく物を壊す、せっかく買い与えたオモチャもいつの間にか壊してある、なんでかね?、と思ったのである、それを見た親達は物を大事にしない我が子をみて、もう絶対買ってあげないからねと、叱るのである, テレビのリモコンを押しまくって、画面がザーザー、又叱られる、壊れる、あっちいけである、我が子は今、未知なる世界へ大いなるチャレンジャーとなり、初めての体験を積んでいるところなのに。

 ハイハイの赤ちゃんが、縁側までの探検も、危ない、と奥へ引き戻す大人、子供の好奇心を親が自ら摘み取っているのである、しかしそーっと見ていると、先へ行けないことに気付き小さな手を伸ばしても届かない高さを体験する。産業界でも「危険予知トレーニング」がよく行われるが怪我する人は大体決まっていて、どうもこうした幼児体験の乏しい人にその傾向が強いようです。

親の過干渉は子供をひ弱にする、心したいものです。 今月末に奥武山公園で開催される第27回産業まつりで、子供向けの「機械の分解体験広場」が開催されます。このイベントは、「発明くふう展」の一環として、日曜発明教室の会員が、那覇大橋寄りの少年野球場で大型テントを張って実施します。

 この分解体験では、不用となった電化製品などを子供達が自由に分解して、始めて見る機械の仕組みに触れることができます、色とりどりの部品に、子供達の目がパッと変わる瞬間です。これは何かとか、どうやってはずすか、とか次々と問い掛ける子、無言で一心不乱に分解している子、思うようにいかずガンガンたたく子、様々な子供達の個性が展開されます。

 この分解体験は南風原町の「ふるさと博覧会2001」で初めて試みましたが、大好評で毎回開催しています。今年4月に県庁前県民広場で「発明の日・子どもフェア」総合事務局、発明協会の主催と協力、8月には「夏休み子ども発明教室」日曜発明教室主催でも実施しましたが、壊れたラジオが途中いきなり鳴り出したり、スチームクリーナーの故障発見に身を乗り出す子や、自分がやると奪うように手にし、組み立て、持ちかえった親子など、回を重ねる毎に内容も充実してきました。 子供達の体験は、沖縄の将来を担う人材を育成する上で不可欠と痛感し、産業まつりでの実施を提案、県商工労働部にもご理解いただき、実現しました。又、少年非行防止や子供の居場所つくりにも有効と、沖縄県警の「犯罪防止アイデア」募集に応募した日曜発明教室代表の福島さんが、優秀賞をいただきました。